写真をクリック して下さい	品番	名称	特徴	被葬者 贈られた者	高		幅		底径
					mm	法	mm	法	mm	法
邢氏 高宗の愛妻　けい氏　とらわれから病死まで 宋銘　御製　黒ゆう（高宗太子時代の壷と香炉） 1127年国を興し、皇帝となる。
	009	黒ゆう 香炉	うさぎ　宋銘 帰還を願う	1126年 妻けい氏	158	義　大吉	136	苦　劫財	93	旺　喜事
	011	窯変 黒ゆう 壷	高宗御製　宋銘 三爪龍 帰還を願う壷	1126年 妻けい氏	175	義　益利	90	旺　喜事	55	害　病臨
	012	黒ゆう 壷	高宗御製 花喰い鳥 帰還を願う壷	1126年  妻けい氏	175	義　益利	90	旺　喜事	55	害　病臨
1138年　邢氏 病死　1139年　五国城にて病死　副葬品
	020	修内司窯	1139年 皇宋元年 正月十六 臨安府督造 赤色単貫入	高宗の后 けい氏	59	害死絶	120X 96	苦失脱 旺喜事	93	旺喜事
	021	修内司窯	1139年 単貫入	高宗の后 けい氏	60	害死絶	123	苦失脱	37	丁登科
	010	青磁 双耳瓶	うさぎの耳 副葬品	1139年 病死 妻けい氏	165	義　財旺	85	旺　天徳	60	害　死絶
	026	練り上手 絞胎 香炉		高宗の后 けい氏	121	苦失脱	180	義益利	79	旺天徳
徽宗帝　1126，1127年　 北行の知らせ　1128年
	008	青磁  三足香炉	1127年 徽宗官窯写し 単貫入	徽宗帝	122	苦　失脱	134	苦　官鬼	105	旺　進宝
徽宗帝　1135年　臨終から死亡　同年6/4以降　副葬品
	018	粉青青磁 袴腰 三足香炉	日本にも伝わる 香炉 本歌	徽宗帝	120	苦失脱	150	苦無嗣	87	旺喜事
	023	修内司窯 哥窯タイプ	８の謎 蒜頭壷 蒜頭瓶 本歌	徽宗帝	177	義益利	123	苦失脱	82	旺天徳
	028	練り上手 絞胎	たけのこ 筍の壷 本歌	徽宗帝	174	義財旺	104	旺進宝	58	害死絶
	002	青磁偏壺	像のかざり耳 2重貫入 象と首に死絶	徽宗帝	184	義　天庫	89x80	旺　喜事 ｘ旺　天徳	69x52	害　災至 ｘ害　病臨
	005	船型筆洗	蓮の実 2重貫入 胴に死絶	徽宗帝	73	害　災至 死絶 病臨 口舌 丁のすべて	192 183	義天庫 義天庫i	87	旺　喜事
	016	北宋 哥窯うつし 青磁	双魚瓶2重貫入 さかさまの壷の法	徽宗帝	187	義　天庫	88	旺　喜事	87	旺　天徳
	017	汝窯 うつし(?) 青磁	象の耳 2重貫入 さかさまの壷の法	徽宗帝	190	義　天庫	100	旺　進宝	65	害　死絶
2015/11/30 官 官と義 岳飛は1141年　秦檜により冤罪で謀殺された。後日、詳しい写真をアップします。 それまでは“名窯のすべて”の岳飛の壷　レポートをお読みください。
				岳飛
				岳飛
岳飛は1178年冤罪が晴れ、1204年鄂王に追封された。
劉貴妃
	022	修内司窯 哥窯タイプ	1148年後宮に 入る 生没年不詳 高宗御製 自筆銘の模様 奉華銘	高宗の后 劉貴妃	175	義益利	105	旺進宝	64	害死絶
欽宗　皇帝廃位1127年
	001	黄ゆう 像足 三足 香炉	1127年 北宋 初の黄ゆう 単貫入	欽宗 皇帝時代	128	苦　官鬼	145	苦　劫財	120	苦　失脱
	015	白磁 双耳龍 子壷	1127年 水を飲む双龍 唐代写し	欽宗 皇帝時代	112	旺　進宝	73	害　災至	41	害　口舌
1161年　34の磁器　指折り数えた34年間　高宗にも苦であった模様
	003	青磁 すかし 銭紋 偏壷	1161年 臨終の知らせ 汝窯風 隠し17花弁 裏表で34花弁 2重貫入	欽宗	150	苦　無嗣	114x 96	苦　官鬼 x旺　喜事	51ｘ40	害　病臨 ｘ害　口舌
	007	青磁  玉そう型 算木紋	1161年 単貫入 34の謎 北宋の滅び	欽宗	134	苦　官鬼	85	旺　天徳	51	害　病臨
	025	練り上手 絞胎	３４の謎 遊牧の民 金の水筒	欽宗	186	義天庫	165	義財旺	68	害災至
その他
	027	練り上手 絞胎 文人枕 （頬まくら）		欽宗	117	苦失脱	138 132	苦劫財 苦官鬼	87 85	旺喜事 旺天徳
	004	青磁 双耳 ひょうたん 偏壺	1161年 口舌の扇紋 2重貫入	欽宗	133	苦　官鬼	53ｘ41	害　病臨 ｘ害　口舌	66ｘ37	害　死絶 ｘ丁　登科
	006	徽宗好み メイピン 青磁小壷	1161年 臨終の知らせ 徽宗官窯 写し 単貫入	欽宗	131	苦　官鬼	87	旺　天徳	54	害　病臨
2015/11/30  岳飛に特定致しました。 官　義　旺の法 1178年　岳飛　高宗の兄弟と思われる。正確には義兄弟でした。
	029	黄ゆう	下賜するに 黄ゆうは最適 鮮血の貫入 恐ろしく黄色い	岳飛	215	官横財	87	旺喜事	75	害災至
	019	粉青青磁 下燕瓶	さかさまの壷 徽宗の パロディ	岳飛	220	官横財	122	害 病臨	60	害死絶
	013	青磁	3段6本の 弦紋は すべて 旺（王族） 単貫入	岳飛	200	官　富貴	130	苦　官鬼	71	害　災至
	014	双耳 青磁 偏壺	耳に義と 旺（王族） 胴に旺（王族） 単貫入	岳飛	205	官　進宝	97x70	旺　喜事 ｘ害　災至	76x55	害　災至 ｘ害　口舌
	024	練り上手 絞胎		岳飛	200	官富貴	11１	旺納福	64	害死絶

３４年

こんなに手間を掛けて造ってどうする気？

左003　３４弁（片面17弁）の花。　中007　算木紋３４の刻み　右025　３４の刻み　練り上げ手。

法についてはロハン尺参照　改定しました    2014/06/21

覚悟　権力闘争の果て

初めて、法をご覧になる方は、なんとおぞましいものよ、と感じられるでしょう。

まるで、外科手術の模様を、あからさまにみるようなもので、当然、ショックを受けるでしょう。

常人が、今日、命の心配のない美術コレクターが、漫然と手にとり鑑賞する世界のものでは、もともとないからです。

中国の磁器の多くは、そのぎりぎりの緊張感、切迫感の中から生まれた。そうご理解ください。

汝で書きましたが、本来、女、子供には向かない、できることならば知らないほうが良い世界。

大人の世界。いえいえ、生死を賭けた中国皇帝の世界です。見るにも覚悟が要ります。

高宗の法　2014/07/12

現在シンプルに苦は欽宗、義は徽宗と奥さん、けい氏。官義旺は兄弟としている。

今回の焼き物は、皆小さい。
法はその長さ（高さと幅）に現れる。
今回リスト品は、大きいもので官（19-21センチ位）。義はその下（16-19センチ位）、

苦の焼き物が多く12から15センチ位が高さ、幅の最大値。
問題の1つはここから。

苦の下はあと、旺害丁のみ。ここから被葬者を特定するのは、困難と感じる。
大きなものは、普通下に葬者の旺。今回はリスト000　17個中で４個のみ。

ほとんどすべてに旺が出る。高宗自身。ここらが変の始まり。
016左から2つ目　幅底とも旺にすると異様な形。017も異形。上に旺。
天地逆転。どうなっているのか？




苦の法を欽宗とすれば下は欽宗。　徽宗官窯の写しとすれば、皆徽宗。



問題の2つ目は、欽宗と徽宗の区別が付かないこと。

どちらも旺であった。廃位されても王族であり、義でもある。
どちらも官鬼、口舌が出る。どちらも病気でなくなる。
どこで区別できる？　しかし区別したいのが人情。
死者に対する冒涜（ぼうとく）
中国磁器ファンとしてはこれくらいにしておくべきか。

17，34、もそうです。
現在シンプルに苦は欽宗、義は徽宗と奥さん、けい氏。官義旺は兄弟としている。
で、これが少々、間違いがありました。　2014/07/21

名窯のすべて