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唐代 鈞窯のすべて

2006 8/3 2007 3/18 2008 1/1 2010 7/19 9/26 更新
4期 洛陽 則天武后 盛期
 690年-705年
15年ほどは磁器黄金期となります


器形は神州期に比べはるかに自由になります
下は宝来石と現在呼ばれています 
この形は法からある程度自由になりますし逆にすべての意味合いを含みます


従来の王品にとらわれない形と柚 その意味で現代磁器誕生の瞬間とも言えます
即天武后の時代の雰囲気が一番でています  
銅紅  銅紅 牛血紅 紅斑 銅紅  
 
ストレートでシンプル 力強い表現 
しかし後世見ない女性的な感性 武則天の特徴でしょうか



華夏窯銘
やがて緑紅柚なる柚ができます 

銅紅の場合 緑と赤を同時に発色させる為に遅効剤を用い一色が飛ばないようにする技術が必要
清代の唐英も苦労したところです 清代はオレンジ色に緑はほとんど点です

拡大されます
銅紅 緑紅柚 銅紅 緑紅柚

清代に好んで模倣されます 
北宋徽宗官窯もご覧ください ユウは高台まで掛けるようになります
 成型方法が変わることが原因と思います



星神瓷銘


用液化気の技法を用いた窯人の嘆き きんの柚裏紅の謎 
 初めて焼かれた堅い磁器と誇ったもの

柚裏紅のはじめ   柚裏紅のおわり
  か夏と並ぶ唐代最高峰の磁器だが
やがて太陽は沈み柚裏紅になった模様
 宋代にもこのきんのトレードマークは受け継がれる
明代 鈞の柚裏紅はこれで終了となった
鈞は最期はこうした人形を作っていたそうです  
 
   
 

隠された悲話があったことでしょう
 


星神瓷銘 唐画磁器 

画像アップしました 2010 7/19 9/26
昇る太陽 唐画磁器と呼びうる  左、中 武則天 存命中の銘 黒スタンプ

唐画磁器  画像アップしました 9/26  武則天の没後
紅斑は柚裏紅になる


 中宗期か 絵に崩れが出る 中宗期 刻印に替わると思われる
1977 文物にて唐代染付けの発表あり 
 



1997 現代 星神鈞瓷芸術研究所
後の星航鈞瓷
  文革後、上の星神鈞瓷芸術研究所にて唐代星神の復古がなされます
 現在は右ふたつの星航鈞瓷
 上の唐代にくらべ現代中国のやや重苦しい雰囲気もあります

星神鈞瓷芸術研究所 左の銘 星航鈞瓷 星航鈞瓷
   


星神瓷銘 線描磁器
ご参考
か夏鈞窯
白か窯 
線描磁器
 


星神瓷銘 緑紅斑磁器

クリックしてください
緑紅斑
徽宗帝は好んで
宋代復古します




華芸窯銘
華芸は玄宗期までつづく銘で、華藝にかわる
特徴は大胆な構図と繊細なふき柚

兄 章生一がか夏鈞窯ならば弟 章生二の弟窯とはこの華芸鈞窯ではないだろうか
兄がコツコツタイプの秀才ならば弟は天才 ひらめきを持っている
仕事はこの時期、ほとんどがいやいやという感じで良い物が少ない
(現代ものが入り込んでいる模様 2008 3/25 )
つまり武后の時代が好きではなかった 玄宗期 多いに重用されたもよう

拡大されます
ソグドの骨壷 NHKシルクロード(旧作)に
当時のシルクロードの覇者ソグド人の
骨壷がありました それはかぶせ式でしたが
まさにその形を現しています

天空を羊のような雲が20余、右に還ります
上は南、右は西 中国の西 つまりメッカです
一回り大きな玉を争う
双龍の壷です
天下取りに敗れたものへの
鎮魂の磁器となります


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